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療育支援部 作業療法士 中山奈保子

interview

プロフィール

療育支援部 作業療法士 中山奈保子
作業療法士(Occupational Therapist:OT)としての経験と作業療法士養成校での指導経験を生かして、子どもたちの支援のかたわら、支援員とセラピストの育成にも携わっています。

■ なぜAIAIに入社しようと思ったのでしょうか?

2011年3月に起きた東日本大震災の時に海沿いで被災し、避難生活中につらくて悲しいことが沢山あった中をみんなで工夫しながら乗り越えました。いつかその経験を自分の子どもたちに伝えていきたいと思い、被災後の子育て日記をまとめて大学院へ入学し、子どもの育ちや特別支援教育について学びました。大学院を卒業したあと、AIAI Child Careの取り組みに出会い、保育園の先生方が発達の気になるお子さんにどう対応していくか悩んでらっしゃることや、すべてのお子さんに平等にかかわりきれない辛さを抱えてらっしゃることを知りました。1人でも多くのお子さんに携わり社会を良くしていきたいなら、保育園に児童発達支援事業所を併設しているAIAIしかないと直感し入社を決意しました。

■ 訪問支援員の仕事について教えてください。

まずは担任の先生の思いを丁寧に聞き取ること。先生方は「困って悩んでいろいろ試しているけれど、上手くいかないんです」という思いを持っているので、専門的な知識や手立てをお伝えするのを急ぐのではなく、先生方が自信をもって自分たちの保育ができるよう、良いところをたくさん見つけてお伝えすることが大事だと考えるようになりました。

先生たちから不安が消え笑顔が戻れば子どもも笑顔になるはず。そう思って今も支援を続けています。専門的な観点からアドバイスをする…というよりも、「チーム○○ちゃん」の一員として、お子さんを理解するための視点を増やす。私も先生方にお子さんがどんな園生活を送っているかもっと教えて頂こうという気持ちで働きかけています。

■ やりがいについて教えてください

お子さんが大きな行事を乗り越えたり、何かが出来るようになったよ!と、先生方から報告を受けた時は、とても嬉しいです。いつもお子さんと先生が主役。スポットライトを当てるような、ひき立て役として仕事ができたぞと思う時にやりがいを感じます。お子さんを真ん中に、お子さんをとりまく大人の思いもまるっと支えたい、そんな包容力のある方とぜひAIAI VISITで一緒に働きたいです。

■ 最後に進路に悩んでいる作業療法士の方や理学療法士の方にメッセージをお願いします。

児童発達支援や保育所等訪問支援の仕事は、まだまだはじまったばかりの新しいお仕事です。子どもたちの未来を思い描く仕事は、とってもやりがいがあります。すべての子どもが楽しくのびのびと過ごせる毎日を目指して、私たちに出来ることを一緒に探していきましょう。

AIAI VISIT 採用サイト療育支援部 作業療法士 中山奈保子